作品紹介
一行物語集「世界は蜜でみたされる」

飯田茂実
飯田茂実はダンサー・文学者(詩人・劇作家・小説家)・演出家・音楽家。大野一雄・大野慶人両氏に師事した後、ダンス・各種パフォーマンス・文学作品の執筆・作曲・舞台演出など、幅広い活動を展開。1998年よりマルチ・アーティストとして世界各地で活躍。ポエトリー・アクション、収穫祭プロジェクト、現代美術の分野での活動、先進的な舞台人たちとの共同作業など、既成の枠にとらわれることなく多方面に拡張していくハイボルテージな活動は、国際的にも高く評価されている。2000年から戯曲の執筆を始め、第1戯曲・第2戯曲は、それぞれ第1回・第2回近松賞の大賞候補作品となる。著書『一行物語集 世界は蜜でみたされる』(水声社)は現在6ヶ国語に翻訳進行中。
内容
一行物語333編を収録。
独特の寓話形式にオカルティックな愛の思想が通奏低音のように響く「一行物語集」。新鋭舞踏家の文字によるパフォーマンス。
命の在り方について力を与えられた想い。宇宙から分かち与えられた命のその根底は愛だと訓えられております。死者もよみがえる愛だと訓えられておりました。
世界のすべての人びとを愛するために、彼女は電話帳を開き、ひとりひとりの名前を精魂こめて覚えはじめた。
その生き物は闇をこねて造るしかなく、朝が来るといつも未完成のまま溶けて消えてしまう。

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